2015年 05月 22日
結果、フルーツとルイーザのこと
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し、しまった。
生ハムの注文がちょっと遅かった・・・
来週に新しい1本が届くまで、足りるでしょうか。
「どこまでいったら終わりなの?」という質問をよく受けます。
終盤戦のタイトな姿、見にいらしてくださいませ。
近頃の買い出しは、
たくさんのフルーツ、春の野菜と夏の野菜、
いろとりどりで楽しいな。
フルーツとイタリアの思い出といえば、
ルイーザのこと。
ルイーザは私のような海外からの料理留学生も家に受け入れ、
週に3回はイタリア人向けの料理教室を自宅で開催していた。
このイタリア人向け料理教室が面白くて、
ホテルのシェフを招いて本格的な料理を4、5品つくる。
イタリア人が黙って食事をするはずもなく、
そこから食べて飲んで喋っての宴が始まり、
(みんなどうやって帰っていたのだろう・・・)
と、こちらはここから山のような皿洗いが始まるわけだ。
「もうそこまでを食洗機に入れたら、今夜は終わりにしましょう」
ルイーザとアシスタントのテレーザと私で、
キッチンのテーブルにどかっと腰をおろす。
精魂つきはて無言の私(ま、言葉がわからないのだが)の横で、
まだまだ喋るルイーザとテレーザ。
この時、ルイーザがキッチンのかごの上に絶えず置かれたフルーツの中から
なにかひとつを選ぶと片手にナイフを持ち、
ひとくちずつ切って、口に放り込んでいたのだ。
スリムなルイーザがすすんで手を出すのは、
彼女自身がつくる美味しい料理ではなく、きまってフルーツだった。
週末にやってくる娘たちやその家族への食事づくり、
ルイーザ自身のデートだってこなして。
イタリア遊学のいちばん最初のホームステイ先がこのルイーザ家だったのだが、
イタリア人が働かないなんて、誰が言い始めたのだろう・・・・
そう強く思ったのを覚えている。
(フルーツを買いに。ルイーザとテレーザ)
さてさて、余談が長くなりましたが、
近頃の野菜料理は、
人参、いんげん、グリンピーズにじゃがいも、
春の野菜の美味しいところが集結したロシアンサラダや、
バッカラ・マンテカートが練り込んであるコロッケです。
お待ちしております。
by bacaro-ferro
| 2015-05-22 13:40
| Cichetti(おつまみ)